ぷよぷよフィーバー
レビュー
シリーズの中だと割と印象が薄い作品かもしれません。個人的にCMもあまり印象に残ってないですし。
と、いきなり失礼なこと言っといてなんですが、この作品「ぷよぷよ」の中で一番出来がいいと思うんですよ、個人的に。けっこう反論もされるんですけど。
まあ聞いてください。何も全ての面において本作が最高だと言ってるわけじゃありません。というか、私自身そうは思わない。
クラシックルールだと連鎖した時に連鎖アニメが入らなかったり、フリー対戦でBGMを選べなかったりといった不満点も当然あります。Wi-Fi対戦未対応というのも手痛い。
早い話、ぷよぷよ勝負「そのもの」「だけ」を楽しみたい場合には、本作は別段良い作品ではない。もっと他に向いているシリーズがあります。
しかし、例えばシリーズおなじみの要素「漫才」に注目。初代フィーバーとボリュームが全然違います。
難易度の違いによる3つのモードがアミティ・ラフィーナ・シグの3人の主人公それぞれに用意されているため、単純比較で前作の3倍のボリュームになります。
単純に漫才の量だけで比較するなら15thが最高なんですが、今度は漫才の質が違う。全身絵が用意されて賑やかですし、漫才の内容自体がまたよくできてる。しかもフルボイス。
まあ内容に関しては好みの問題でしょ、と言われれば確かにそうなんですが、個人的にはシリーズでもダントツの出来だと言いたいくらい楽しかった。
さらに注目したいのが「博物館」。過去のシリーズでいう「オプション」に当たるのですが、充実度が圧倒的。
BGM、ボイスの収録は毎回のことですが、なんとそれら全てにキャラクターによる解説が載っています。
他にも、アイテムの解説や様々な文献、ポスター(1枚絵)などが収録されていていつもよりかなり充実しています。
そのため、この「博物館」を眺めているだけでも相当楽しむ事ができます。オプションでこれだけ楽しませてくれる作品って、ま~他にないです。
本作は、こういったセガのこだわりがビンビンに伝わってくる作品。挙げていけば本当にキリがない。
BGMも凄く良いと思いました。メニューから早速良い曲を使ってきて、選択画面、漫才、対戦、フィーバータイム、そしてエンディングに至るまで本当に良い曲揃い。
特に、ボス戦のBGMは後のシリーズでも使われるほどの名曲で、非常に格好いい。
にも関わらず、いまいち印象が薄い本作。この作品の完成度と作り込みなら評価はもっと高くていいはず。
15thや7のほうが優れている面ももちろんありますよ。でも、本作ほどの強い「こだわり」は感じられない。ちょっと無難すぎるというか、言葉は悪いですが、手抜き。
ぷよぷよの勝負をやり込みたいだけなら15thや7のほうが優れているのかもしれません。
でも、シリーズを並べてみて、ふと手に取ってしまうのは、キャラクターに愛着を持てたのは、後の世代まで伝えたい作品は、本作だと信じているんですけどねえ……?
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